今回は、春先にも少し白菜が欲しいと思い、ミニ白菜をつくってみることにしました。
品種は、タキイ種苗の「CRお黄に入り」です。
春の白菜栽培は、とう立ち(花が咲く)し失敗しやすいので、必ず種袋のウラの作型表を確認して、春もまける品種か確認をします。
3月28日 36穴トレーに種まき
36穴トレーに1穴2~3粒ずつ種まき。
今の時期は、温度が必要になってくるので、室内で管理して発芽させます。
▼ 私の場合、こんな感じで種をまいています。
4月6日 畑に仮植え付け
双葉が出てきた状態で、株間は25㎝間隔で1穴2株ずつティースプーンで、土ごとすくって植えました。
ミニ白菜なので、普通の白菜(株間40㎝程度)より株間は狭くて大丈夫らしい。
植え付け後、活着を促すために、液肥で水やりします。
私は、住化ばらの液体肥料か、多木有機液肥3号を愛用しています。
まだ寒いので、植えたら、二つ折りした不織布をかぶせておきます。
風でバタつくと、苗がすれてしまってダメになるので、ガッチリとめておきました。
4月18日 植え付けの調整
本葉が展開しはじめたので、1穴1株になるように植え付けを調整しました。
ティースプーンで土ごと掘り返して、できるだけ土ごと植え直すようにします。
4月下旬にもなると、これから暑い日も出てくるので、不織布ははずしました。
その一方で、植え直しでやや弱っているところもあるので、風よけと虫よけとして、ひとまず防虫ネットでトンネルだけしました。
4月25日 苗が無事大きくなりはじめた
大きくなってきました。先週つけた、防虫ネットトンネルはもうはずします。
畑では、先に植え付けたキャベツに虫の被害が目立ち始めてきました。
本当は先週、植え付け時にやらなければならなかったオルトラン粒剤を、株元にまきました。
5月2日 予防で殺虫と殺菌消毒。
一気に大きくなってきた感じ。
予防で消毒しました。殺虫剤はトレボン、殺菌剤はダコニール1000。
5月16日 予防で殺虫消毒。
予防で消毒しました。殺虫剤はアファーム。
5月23日 芯葉が立ち上がってきた
芯葉が立ち上がってまき始めてきました。
5月30日 予防で殺虫と殺菌消毒。
だいぶ玉ができはじめてきました。来週あたりよりしっかりとできそう。
予防で消毒しました。殺虫剤はトレボン、殺菌剤はダコニール1000。
6月6日 もうできあがってる!収穫です。
葉の先をみたらもうできあがってる?
手のひらで軽く押してみて、かたそうな感じであれば収穫のサインです。
収穫になりました。
長さがだいたい25㎝くらい。重さが500グラム程度のミニ白菜ができました!
1回の料理で半玉ずつ使う感じのボリュームでしょうか?
冷蔵庫でも場所をとらないので、これはいいかも。
6月20日 残っていた株から花芽が・・・
育ちが遅い株があったので、玉ができるのを待っていたのですが、残念ながら花が咲いてしまいました・・・終了!
スタートからスムーズに育っていないとダメですね。
今回栽培した品種はコレ!
春まきの他、夏まきの秋冬収穫にも使うことができる品種なので、1年で2回まけます。
作型をみると8月上旬からまけるようなので、大玉白菜ができる前の先発部隊として、投入してみるのも良さそう。
畑も冷蔵庫の中も、場所をとらない白菜です。オススメ!
▼ 夏まき秋どり栽培もやってみました。
栽培データ
種まき:3/28→ 植え付け:4/18→ 収穫:6/7
株間25㎝
*消毒
4/25 オルトラン(株元)
5/2 トレボン+ダコニール
5/16 アファーム
5/30 トレボン+ダコニール
栽培を振り返って
春の白菜栽培は、花が咲きやすく難しそうな印象がありましたが、簡単に収穫できて良かったです。
4月以降は、虫との闘いが激しくなるため、2週間に一度ペースで殺虫の予防消毒はしておく感じになってしまいます。
アオムシなどがつくと、葉はボロボロにされるだけでなく、傷口から病気にもなりやすく、結果、収穫不能になるので油断は禁物です。
次回は、防虫ネットをかぶせておく期間を、もっと大きくなるまでにして、1回以上消毒回数を減らしたいと思います。
▼ 品種を組み合わせてリレー栽培で白菜を自給化しています。