2020年の経験をもとに栽培方法を改良
▲ 昨年2020年の経験や反省 をもとに、以下を改良しました。
① 種芋は昨年収穫した時に出た30G程度の子芋を使用する。
種芋は30Gの子芋でも十分収穫できることがわかったので、
冷蔵庫奥のデッドスペースで昨年収穫時に保管していた子芋を使います。
➁ 株間30㎝1列→2列チドリ植えに変更し、株数を増やす。
幅1m1畝を目安に管理していますが、同面積あたりの増収を目指すため、
昨年の一列30㎝株間から、二列30㎝株間チドリで植付株数を増やします。
③ 2月上旬からマルチ+トンネル、不織布栽培で作型を前倒し。
昨年早植えした際、大風被害がありながら、5月末で大玉が収穫できたので、
植付を3月中旬から2月上旬に前倒しします。
④ 地力の改善に豚ぷんを投入。
これまで栽培の基本は有機液肥メイン、配合肥料をサブで使っていましたが、
地力改善のため、60㎡の畑全体に20㎏×4袋の豚ぷんを加えます。
2月11日 植え付け
種芋は昨年6月に収穫したものから、はじいた30G程度の子芋。
これを紙袋に入れ、冷蔵庫の奥に入れておきました。
マチルダは芽が出るのが遅い品種なので、ここまで持たせられるのです。
畑には1月に豚ぷんが10㎡あたり13㎏程度あらかじめ入れて混和してあります。
高さ20㎝程度、幅75㎝程度の畝をたてます。
株間は30㎝、30㎝離した2列で植え付け。今年はガッツリ収穫したいです。
写真のように、交互にずれるようにチドリで植え付けました。
列の間に、配合肥料(6-6-6)を2株1にぎり(30G)を目安に筋でまきました。
植えたら、ダイソーで売っている100円マルチをかぶせてひきます。
マルチで保温して発芽をうながし、芽が出てきたら破ります。
(参考写真)
そのあとは、内側不織布+外側穴あきビニールでトンネルをします。
昨年はこの後、3月に大風ではがされてしまったので、今年はしっかり固定します!
2月27日 マルチを破って芽をだしてあげる。
マルチがこんもりと盛り上がってきました。ジャガイモの芽が出てきたようです。
植え付けから2週間です。マルチを破って芽を出してあげます。
遅れると蒸れて芽をいためてしまうので、
この作業があまり遅くならないように毎年気にしています。
3月27日 芽かきをする
芽が出そろい、葉っぱが大きくなってきました。
芽が1株あたり5~6本程度出てきますが、このまま残しておくと小さな芋だらけ
になってしまうので、3本程度になるように、芽欠きをしました。
今年は、桜がもうすぐ満開です。例年より1週間程度早いですね。
4月3日 トンネル撤去
暖かくなり、草の勢いも増してきたので、トンネルは完全撤去しました。
桜はほぼ散っています。今年は早いです。
5月4日 花が咲くもパラパラ
順調に大きくなってきました。
花が見受けられますが、昨年と違って、パラパラであまり咲いていません。
特に花摘みの作業は行わず、このまま放置します。
ジャガイモの列の間に、今日、坊ちゃんカボチャを植えました。
ジャガイモを収穫後、カボチャを両側に広げて栽培する作戦です。
左列がマチルダ、右列は3月7日植え付けのシェリー、ながさき黄金です。
5月20日 試し掘り
一部黄色くなってきたので、試し掘りしてみます。
4株ほど掘ってみました。
今年は1株あたり1kg以上!1個200G超の大きな玉がゴロゴロ収穫できました。
一部で2個くっついたような形、二次生長が見受けられます。
多肥、高地温後の雨続き、乾燥などが要因になっているとか。どれかな?
5月28日 一斉収穫
先週は、もう梅雨か?と思う程一週間雨続きでした。
先週末の試し掘りも良かったので、梅雨に入る前に収穫してしまおうと思います。
一部で下葉が黄色くなっている程度のレベルです。
今年は大玉がゴロゴロ収穫できました!大成功です!
収穫時、ウズラの卵よりも小さい芋、皮が緑色の芋は、ここで処分します。
チャコニンやソラニンといった毒素を含んでおり、食中毒リスクがあるので注意。
30G以上のものを回収、形のいい小芋は来年の種芋にまわします。
畑では干してられないので、米袋に入れて回収、ベランダでトレーに並べます。
日陰で2日ほど乾かしています。
昨年は、同じ畑の面積でこんなもんでしたが・・・。
同じ面積の畑で、昨年より玉も大きく、倍以上の収穫になりました!
1株1㎏以上はとれている感じです。
右下トレーの赤く長いジャガイモは、試し掘りしたシェリーという品種です。
1株でこの収穫量。よくとれる品種ですね。
マチルダ同様、芽の出が遅いらしいので、長期保存用に試してみます。
合計20株で、20kg超収穫することができました!
昨年より2倍の収穫量です。
マチルダ
スウェーデン生まれの品種です。
キタアカリのようななめらかな舌触りと味の良さ、調理しても煮崩れがしにくく、
形に凹凸があまりないのでピーラーでむきやすい。
そして、芽が出てくるのが遅いので、保存性も高い品種です。
家庭菜園に打ってつけだと思い、毎年つくっています。
植え付け:2/11 → 収穫:5/13~
株間30㎝ 2列20株
*消毒なし
*元肥:豚ぷんを10㎡あたり1.3㎏、株間に配合肥料6-6-6を30G程度
反省点
昨年の反省をもとに栽培方法に改良を加えた結果、
収穫量を1株あたり1㎏程度と昨年の倍にできた上、皮をむきやすい大玉傾向に、
また収穫も、6月中旬から5月末までと、2週間の前倒しになりました!
梅雨前に収穫が完了できるパターンにできそうです。
この栽培を基本パターンにしていきたいと思います。