今年は変わったジャガイモをやってみたいと思い、シェリーという品種を購入。
皮は赤いですが、中は黄色いようで、料理に違和感もなさそうな上、
芽が出るのが遅く、長期保存にも向いているようです。
以下、2021年の栽培記録です。
3月7日 植え付け
高さ20㎝程度の畝をたて、株間30㎝、深さ10㎝程度に種芋を植え付けます。
贅沢ですが、切るのが面倒なので、小ぶりのものを、丸ごと植え付けました。
種芋の間には、配合肥料(6-6-6)を1にぎり(30Gぐらい)、軽く混ぜました。
その後、種芋に土をかぶせ、穴もあけずに黒マルチをかぶせて、作業終了。
ダイソーの100円黒マルチを使っています。1作で捨てるので、コスパがいいです。
左のトンネルは、2月10日に植えたジャガイモ・マチルダの畝です。
3月27日 マルチを破って芽をだしてあげる。
マルチがこんもりと盛り上がってきました。ジャガイモの芽が出てきたようです。
マルチを破って芽を出してあげます。
4月に入ると、日中が暑くなる日がたまにあり、作業が遅れるとムレてしまって、
芽がダメになってしまう可能性があります。
この作業があまり遅くならないように毎年気にしています。
その後、まだ寒いので、不織布をかぶせました。
4月10日 芽かきをする
芽が出てから約2週間。かぶせていた不織布が、かなり盛り上がってきました。
芽が出そろい、葉っぱが大きくなってきました。
芽が1株あたり5~6本程度出てきますが、このまま残しておくと小さな芋だらけ
になってしまうので、3本程度になるように、芽欠きをしました。
その後、かぶせていた不織布ははがしました。
5月4日 生育中
順調に生育中です。
シェリーの葉っぱは、長めでやや尖った形をしているのが特徴的です。
花が咲かないですね・・・。今年は他のジャガイモもあまり咲かず。
5月29日 収穫開始
うっすら黄色くなってきましたが、まだ葉の勢いがとまりません。
試し掘りしてみました。 1株でこの収量。1kg超はありました!
多収という特徴にも納得です。
6月5日 先週調子よかったのに枯れている?急きょ収穫。
6月中旬頃の収穫かなと思っていたら、もう倒れていて、急きょ収穫することに。
黄色く枯れあがったというより、ここ2週間、雨や曇天続きだったのが影響?
掘り上げてみると、140G程度の中玉のシェリーがたくさん収穫できました。
1株あたり1㎏程度、6株でこの収量なのでなかなかです。
収穫時、ウズラの卵よりも小さい芋は、ここで処分します。
チャコニンやソラニンといった毒素を含んでおり、食中毒リスクがあるので注意。
30G以上のものを回収、形のいい小芋は来年の種芋用にまわしてみようと思います。
畑では干してられないので、米袋に入れて回収、ベランダでトレーに並べます。
日陰で2日ほど乾かしています。
ベランダで干しました。右下は、試し掘りしたながさき黄金です。
シェリー
*登録品種のため、自家増殖して販売すると、種苗法に触れるので注意。
フランス生まれの品種です。
外は赤皮ですが、中は黄色なので、料理の際、色目で違和感はありません。
長い楕円形、形に凹凸があまりないのでピーラーでむきやすいです。
しっとりめで、メークインより、やや粉質感があって美味しいと思います。
カレーやシチューなど煮込み向けです。
多収であること、また休眠も長いようで、来春まで種芋が保存できれば理想的です。
市販で気軽に種芋が入手できる品種としては、家庭菜園の主力にオススメです!
栽培データ
植え付け:3/7 → 収穫:6/5
株間30㎝ 1列7株
*消毒なし
*豚ぷんを5㎡あたり1㎏、株間に配合肥料6-6-6を30G程度
栽培を振り返って
シェリーは初めてつくりました。たくさん玉ができて収穫が多く、面白いです!
ただ最後、5月下旬の天候不良で、急に調子が悪くなったような気がします。
今後、梅雨入り前に確実に収穫を終わらせるのなら、今年マチルダでうまくいった、
2月上旬植え付け→5月いっぱい収穫の栽培方法 で、来年やってみようと思います。
▼ 秋植えでもやってみました!