週1回3時間!共働きの週末家庭菜園

60㎡の畑を週1回3時間の管理でラクしてガッチリ収穫を目指します。

甘くて大きい!おおものトウモロコシの栽培記録

3月25日 49穴トレーに種まき

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いつもは32穴トレーを使うのですが、今回は初めて、49穴トレーを使います。

1穴1粒おとしです。30粒まきましたが、

今回、種が二年前のもの(2019年春用)なので、半分生えればいいと思います。

 

 

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トウモロコシは発芽適温が25~30℃と高めのため、温度確保は必須です。

種まき後は、床暖房をつかって温度を確保します。

 

tomo-saien.hatenablog.com

 

発芽したら、育苗システムに入れます。

4月3日 芽が出ると結構はやい。植え付けます。

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種まきから約1週間。5日前後でニョキニョキと出てきて、もう大きいものは、

10㎝以上伸びています。2年前の種で、結局大小18本ほどの苗がとれました。

さすがに2週間は、室内の育苗システムでは管理できなそうなので、

サッサと畑に植え付けることにします。

 

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株間、列間は30㎝間隔で植え付けます。密植にしました。

「おおもの」は500Gにもなるらしいので、逆に密植にして小さくなっても、

そこそこの大きさになるのではないか?と思ってのテストです。

有機液肥をまぜた水をあげて、活着をうながします。

 

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(参考写真)

植え付け後は、外側は穴あきビニールトンネル、内側は不織布の二重トンネルに

します。

4月10日 

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無事根付いたようです。

 

4月24日 トンネルをはずします

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大きさにはムラがあるものの、大分大きくなってきました。

 

防虫ネットと不織布のトンネルは、両方はずしました。

殺虫剤にトレボン乳剤で消毒。

5月16日 大仕事!獣害対策でトウモロコシをネットで囲む。

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高さが1mほどになり出てきました。まずは、殺虫剤にトレボン乳剤をかけます。

 

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その後、今日は大仕事です。支柱を組み上げて、獣害対策にネットを張ります。

密植にしたのは、このネットを張る範囲を狭くするためでもあります。

 

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実は昨年もトウモロコシ、春まきと夏まきで2回つくったのですが、

獣害で収穫直前で見事に食べられ、全滅した苦い経験をしています。

どうやらカラスの他、ハクビシンもいるようで、菜園内でも被害が出ています。

 

トウモロコシの穂だけネットでまもる、七味トウガラシをかけるなど、

省力化した防御方法も試しましたが、やっても効果はありませんでした。

なので、今回はコスパを考えつつ、しっかりとした防御をします。

 

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支柱は16㎜の太さで長さ1.8Mのものを8本、菜園クロスバンド6か所、

パッカーはコメリのアグリパッカー19㎜用を10本✕3セット購入しました。

防虫ネットは普段畑で使っている5M✕1.8Mを1枚を流用、

囲みきれなかった脇1面と上部分は、ダイソーの100円防鳥ネット3枚でカバー。

 

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上は主にカラス対策、トウモロコシが伸びてもよいようにふんわりかけています。

 

多くは、畑で使っている資材なので、追加で買ったのはパッカーぐらいですが、

今回つくるトウモロコシ1本200円として、18株全部とれたら3600円相当、

初期投資したら、資材費が同じぐらいになっちゃいそうです。

これでダメだったら、トウモロコシづくりはもうあきらめます・・・。

6月5日 穂が出て花がさきはじめる

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雄花がネットを越えて飛び出てきました。

 

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ネットの中も、雌花がしっかりと出ていて、受粉できる体制が整っています。

今回は畑全体がネットに囲まれているので、ガサガサ揺らすだけでも、

だいぶ花粉が落ちていく感じです。これはある意味、簡単で良かったかも。

 

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雄花(上にニョキっと出ている花)は、アワノメイガという虫を呼び寄せる原因

になるため、こんな感じで切りながら、受粉作業するのも良いようです。

作業する際は、必ず違う株の雌花(ヒゲがついている方)にかけるのがポイント。

花粉が出来って、枯れた色した雄花も、切って取り除きました。

 

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アワノメイガの幼虫は、こんな感じで、穂先から入って穂をくいつぶされます。

獣害からまもっても、農薬で防除しないと、今度はコイツにやられます。

殺虫剤のアファーム乳剤を散布し、本日の作業は終わりです。

6月21日 穂先が茶色くなってきた!試しどり。

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一部でしっかりと穂が茶色くなってきました!試しに収穫。

 

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先端までしっかり実が入ってます!!去年は全滅だったのでかなり嬉しいです。

来週には大収穫が期待できそうです。

でも一方で、まだハクビシンにやられないか不安がつきまといます。

6月26日 無事収穫になりました!!

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やりました!動物の被害なく、無事に収穫できました。かなり嬉しいです!

 

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やはり密植したからか、300G程度の小ぶりのものが多かったですが、

中には400G越えのものも4本ありました。

 

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穂をむいてみると、先に実が入っていないものも見受けられました。

先端不稔がみられます。受粉がうまくいかなかったようです。次の課題です。

 

トウモロコシの自給化は、なかなか贅沢です。

買ったら1本200円程度するし、朝、畑で収穫したものを食べるので鮮度抜群です。

今までは、丸かじりぐらいしかできませんでしたが、

トウモロコシご飯など、新たな食材として、利用方法も考えたいと思います。

おおもの(ナント種苗)

 

500Gという大穂にもなるらしい、甘みが強いのが特徴の品種です。

今回の春まきの他、7~8月の夏まき→10月収穫もできて、年2回まけます。

また、30㎝✕30㎝の密植栽培でも、300G~400Gがよくとれたので良かったです。

甘みが強く、とても美味しかったです!オススメです。

ハクビシンやカラスにさえやられなければ、栽培も難しくないのに・・・。

夏まきは、台風リスクがありますが、完成したネットバリケードで挑戦してみます。

 

▼ 8月まき10月収穫もやってみました!

栽培データ

種まき:3/25 → 収穫:6/26~

株間30㎝ 3列18株

元肥:豚ぷんを10㎡あたり1.3kg

*週1回 多木有機液肥3号を株元に散布

*消毒 殺菌剤の登録農薬があまりなく、今回は殺虫剤のみ。

4/24 トレボン乳剤

5/16 トレボン乳剤

6/5 アファーム乳剤