ピーマンは夏野菜の定番です。
ウインナーなどと炒めてお弁当の具にも使えるほか、日々の料理に大活躍します。
冷蔵はもちろん、冷凍しても味が落ちにくいので、沢山つくって保存しておきます。
タキイ種苗の「京波」(きょうなみ)という品種をつかいました。
以下、2021年の栽培記録です。
2月21日 36穴トレーに種まき、床暖房で温度確保。
36穴トレーに1穴1粒まき。
5月の連休前後にホームセンターなどでよく見かける苗ですが、できあがるまで
種まきから2~3か月と結構時間がかかります。
さらに、トウガラシやピーマンは、発芽に必要な温度は25~30℃と高めです。
冬なのに高温を確保するという、矛盾した環境が必要になります。
ウチでは床暖房をつかって、温度確保しています。
水気に気を付ければ、コタツの中や電気毛布、ペットヒーターなども使えそう。
育苗箱の中の結露した水滴が外にこぼれることがあったため、
あまっていた衣装ケースの中に入れています。
3月7日 発芽がそろったので、お茶の間育苗システムへ。
種まきから約2週間、発芽がそろったので、お茶の間育苗システムに入れます。
真ん中が京波ピーマン、左は万願寺とうがらし、右はあのみのり2号ナスです。
3月21日 種まきからちょうど1ヶ月の苗の様子
種まきから1ヶ月経ちました。
こんな感じでようやく本葉が2枚以上展開したところです。
カラッカラに乾かないように水やりと、週1回程度、有機液肥をあげています。
4月3日 畑に仮植え付け
4月に入り、朝晩まだ寒いですが、今年は桜の開花が早くほぼ散ったので、
畑に植え付けてしまいました。
京波ピーマンのほか、万願寺、あのみのり2号ナスも同じ作業です。
この畝は、万願寺とピーマンにするため、株間60㎝、畝間45㎝の2列植え。
間に30㎝間隔で、ナスや余った苗を仮植え付けしました。
ナスや余った苗は、大きくなったら別の畑に移動したり、欠株の予備に使います。
そして、内側に不織布、外側は穴あきビニールでトンネル、しっかり防寒します。
苗がまだ小さいので、寒さにやられないかちょっと心配。
4月10日 ひとまず順調に生育中
万願寺では、一部で寒さによる傷み?が見られましたが、
京波ピーマン、あのみのり2号ナスは、特に問題なく順調です。
5月4日 トンネルはずし、ナスの移植して畑を整える。
先月に植えた、万願寺、ピーマン、ナス苗はだいぶ大きくなりました。
トンネルをはずして、ナス苗や余った苗の移動、草取りをして整えます。
整えたあとの形です。
京波ピーマンは、奥の方に植わっているやや大きめの7株です。
こんな感じです。
5月16日 脇目の取り除き、支柱立て作業
大きくなってきたので、脇目を欠いて、支柱立てをしました。
支柱への誘引は、作業の簡略化するため、くきキャッチというクリップを使います。
100円ショップでも類似品はあるのですが、1年でバネがとんですぐ壊れたので、
今年はしっかりとしたものを買いました。
一番花より下の脇芽は全て取り除き、くきキャッチでとめておしまいです。
6月5日 収穫開始
今日は、初収穫になりました!
一方、畑はマルチを敷いてなかったので、雑草が生い茂ってしまいました・・・。
雑草を鎌で刈る際も、万願寺も一緒に切ってしまいそうなので、作業効率も悪い。
来年はマルチなど、防草対策をしようと思います。
6月26日 大量収穫続く
鈴なりになってきました。
整枝は適当です。外に向いている枝を4本残し、内側に向いている枝を切って、
全体に光が入りやすいよう意識していますが、結局乱れてほったらかしです。
6月入ってから量産モードに突入。
こんな感じでピーマンのほか、万願寺、ナスが収穫できるようになりました!
冷蔵庫での保存は、アイラップに入れて2週間。
食べきれない分は、冷凍保存もしながら、徐々に在庫を増やしていきます。
収穫後、タバコガの食害が少し見受けられたので、
殺虫剤にアファームを散布しました。
7月25日 暑さで傷みが増えてきたので、強剪定して一ヶ月休み。
海の日を過ぎると、暑さのせいか、あまり大きくならないまま赤く熟すなど、
出来が悪くなってきます。
昨年、このまま頑張っても良くならなかったので、一部を強剪定したところ、
秋にまた大量に収穫できたので、今年も強剪定することにします。
こんな感じで、適当に思い切ってバッサリ半分程度に切りました。
その後、シャベルで株元に刃をいれて根を切りました。
8月29日 沢山花が咲き始めて収穫再開。
花が沢山咲き始めて、少し収穫することができました。
来週あたりから本格的な収穫再開になりそうです。
10月9日 撤去
まだ花が咲いていますが、大きくなりにくくなってきたので撤去しました。
今年は終わりにします。
京波(タキイ種苗)
肉厚できれいなピーマンが、鈴なりでよく収穫できる品種です。
乾燥すると出やすい尻腐れ症といった生理障害にも強いそうです。
肉厚なこともあってか、日持ちも良く、アイラップに入れて冷蔵するだけで、
2週間近くたっても、傷みなく食べることができました。
つくりやすいし、扱いやすいと思います。
栽培データ
種まき:2/21 → 収穫:6/12~10/9
株間60㎝✕畝幅45㎝ 2列7株
*消毒
5/25 トレボン乳剤(殺虫剤)+ダコニール1000(殺菌剤)
6/26 アファーム乳剤(殺虫剤)*収穫後
栽培を振り返って
最初脇芽をとった位で、あとは週1の液肥のみで、ほぼほったらかしでした。
昨年の経験を活かし、7月25日に、半分程度にまで強剪定をしました。
8月の収穫は皆無になりましたが、7月にたっぷり収穫したものを、
冷蔵と冷凍で備蓄することで、約1ヶ月、余裕でしのぐことができました。
マルチを敷かなかったので、6~8月は雑草に悩まされたのが反省点です。
来年はマルチなどの雑草対策を施したいと思います。