ブロッコリーは、緑嶺(りょくれい)という品種を定番にしています。
ブロッコリーには、あたま(頂花蕾)だけしか収穫できない品種もありますが、
この品種は、あたまを収穫した後、脇からも小さなブロッコリー(側花蕾)が
収穫できます。また、春まきもできるので、とても使い勝手が良いのです。
以下、2021年の記録になります。
7月19日 36穴トレーに種まき
36穴トレーに1穴2粒程度おとして、種まきしました。今回8株目標。
種まき後は水をあげて、育苗システムで管理します。
この時期は暑いので、外での育苗管理はほったらかしでは難しいです。
発芽するまで日陰におき、発芽後は白の不織布などで直射日光を遮ります。
また、水を切らさないようにすることも大事です。手間がかかりますね。
その点、育苗システムをつくってからは、
水もすぐ乾かないし、直射日光とも無縁な室内なので超簡単です!
7月30日 畑に植え付け
種まきから2週間。本葉が2枚みえてきた程度の大きさで、植え付けます。
株間は37㎝、列間は45㎝の2列のチドリでの植え付けです。
株元にはオルトラン粒剤を混和します。
今回は雑草対策に、ダイソーで買った黒の不織布をマルチにしてみました。
6~8月いっぱいは雑草対策を徹底しないと、かなり面倒くさいです。
* 写真は他の野菜の引用
植え付け後は、有機液肥で水やりし、写真のように、防虫ネットでトンネルした
上に、両側をあけるように、不織布で日除けをしました。
根付く前に枯れて全滅なんてことがよくあるので、夏場は特に日除けは必須です!
また育苗期間も、夏場は根がある程度張った、2週間目の植え付けが目安です。
1週間だとまだ若すぎて、枯れて失敗する可能性あり。
不織布のみ、苗が根付く目安、1週間後にはずします。
8月28日 順調に生育中
植え付けから約1ヶ月。順調に大きく成長しています。
ここまでは、株元のオルトラン粒剤一回の消毒のみで維持できています。
9月12日 予防で消毒する
左がキャベツの列、右がブロッコリーの列です。
緑嶺(7/30植え)、ワンカット(8/16植え)、緑嶺(9/4植え)の順で入ってます。
防虫ネットトンネルはしていますが、隙間から虫に入られている上、ここのところ、
雨が多いので、殺虫剤はトレボン、殺菌剤はダコニールで消毒しました。
9月20日 防虫ネットトンネル撤去
この1週間で一気に大きくなりました。
防虫ネットでトンネルしていましたが、パンパンになってきたので外します。
こんな感じで、隣に植わっているワンカットもだいぶ大きくなってきました。
10月2日 予防で消毒
だいぶ大きくなってきました。もうそろそろつぼみが見えそうな大きさです。
予防で、殺虫剤のアファームで消毒をしておきます。
10月16日 つぼみがはっきり見えました。
はっきりとつぼみが見えました。来週あたりだいぶ大きくなりそう。
10月23日 いよいよ来週収穫か?
大きくなってきましたが、まだ収穫するのにはちょっと小さいかな?
もう少しボリュームが欲しいので、1週間待ちます!
10月31日 無事収穫になりました
無事収穫になりました。こんもりとボリュームあるブロッコリーができました!
重さも約350g程度あります。満足いく内容です。
生育にムラがあるおかげ?で、今日から毎週少しずつ収穫が続く予定です。
11月13日 脇芽の収穫も楽しめる
最初に収穫した株の脇芽が大きくなってきました!
収穫してみるとこんな感じ。一口大のブロッコリーが沢山とれる感じです。
日々のお弁当の具など、サッと調理するのに手頃な大きさでした。
今回栽培した品種はコレ!
春まきの他、夏まきの秋冬収穫にも使うことができる品種なので、
1年で2回まけます。
頂花蕾(頭の大きいブロッコリー)の他、側花蕾(脇から出る小さなブロッコリー)
も収穫できるのがポイントで、追肥をしておけば、春先まで収穫が続きます!
大きな頂花蕾は、一部は冷凍して在庫用にし、側花蕾を日々の料理にまわしてます。
▼ 春まきの栽培の様子はコチラです。
栽培データ
種まき:7/19 → 収穫:10/31~
株間37㎝✕列間45㎝ 2列チドリ 8株
*元肥 醗酵豚ぷんを5㎡あたり2㎏入れて混和
*消毒
7/30 オルトラン(株元)
9/12 トレボン乳剤+ダコニール1000
10/2 アファーム乳剤
栽培を振り返って
8月中旬の植え付けは、やはりマルチなど雑草対策をした方が良かったです。
6~8月は雑草対策が必須です。手を抜くと後がかなり面倒くさいです。
防虫ネットトンネルを外したり、消毒したタイミングはおおむね良かったかな?
順調に収穫まで至ったかと思います。
ただ、料理しようとしたら、つぼみの陰にヨトウムシが隠れていてビックリ!
これは要注意です・・・最後まで油断できない・・・。