週1回3時間!共働きの週末家庭菜園

60㎡の畑を週1回3時間の管理でラクしてガッチリ収穫を目指します。

【秋植えジャガイモ】 赤皮のジャガイモ・シェリーの栽培記録

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前回、春先に初めてシェリーという品種をつくりました。

赤皮ですが中は黄色く細長い形状、メークインよりやや紛質で、収量も多いです。

芽が出るのも遅く保存がきくので、とても使い勝手の良い品種です。

 

春先にたくさんのジャガイモを収穫したので、夏場に土中で保管できないかテストをしていたのですが、手法がよくなくて失敗し、芽が出てしまいました。

これ、秋ジャガで植えてみたらどうなんだろう?ということで、以下2021年の栽培記録です。

9月12日 芽が出ていた大きな芋を丸ごと植え付け 

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畑での保存に失敗してしまった、春に収穫したシェリーです。

ちょうど大きめの2つから芽が出ていたので、そのまま植えてみました。

 

高さ20㎝程度の畝をたて、株間30㎝、深さ10㎝程度に種芋を植え付けます。

種芋の間には、配合肥料(6-6-6)を1にぎり(30Gぐらい)、軽く混ぜました。

 

秋ジャガイモの植え付けで気を付けているのは、

① 種芋は切らないで丸ごと植える。(切り口から腐れやすいため)

② 芽が出たものを植える。(生育をスムーズにするため)

③ マルチはしない。(残暑でムレて腐りやすくなるリスクがあるため)

9月25日 順調に芽が出てきた。とりあえず芽欠き。

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腐ることなく順調に芽が出てきました。

大きくなってきたので、1株3本程度になるように芽を欠きました。

10月2日 大きくなってきたので土寄せ

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秋ジャガイモの草姿って、春に比べてなんか徒長しているような印象。

日が短くなってきているのが原因なのでしょうか?

台風がきて回されると厄介なので、この後、土寄せをしました。

10月31日 順調に生育中 土寄せ

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順調に生育中です。

秋はマルチをしていないので、意識していることは土寄せをおこなうことです。

 

土寄せ作業は、

① 土の中に空気が入りやすくなり生育がよくなる。

② 土を株元にかぶせることでイモが日焼け(青くなる)するのを防止する。

③ 台風対策で回されるのを少しでも防ぐ。

効果があります。

・・・と言っても、実際は、他の作業が目白押しなので、結構ほったらかし。

気づいたらやる程度になってしまっています。

12月4日 霜も降りてきたので収穫

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霜も降りてき始め、草姿が寒さでやられ始めてきました。収穫します!

 

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1株あたりの収穫量はこんな感じ。総量で500G程度でしょうか?

収穫できましたが、春植えに比べほぼ半分。あまり量は収穫できない印象です。

 

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同じ作型で、ながさき黄金も栽培しました。

シェリーが2株、ながさき黄金が11株で、全体の重量が7kg程度でした。

平均1株あたりの収穫量は500G程度でした。

 

収穫後は、ウズラの卵よりも小さい芋、皮が緑色の芋は、畑で処分します。

チャコニンやソラニンといった毒素を含んでおり、食中毒リスクがあるからです。

出荷サイズのSサイズ(30G)以上を目安に持ち帰るようにしています。

 

収穫したら適当に土を払って、米袋に入れて回収。

自宅マンションのベランダ、日陰にトレーに並べて1日程度干しました。

この時期は乾燥しているし風もあるので、早く乾きました。

シェリ

*登録品種。自家増殖して販売や譲渡すると、種苗法に触れるので注意。

▶ 種苗法の改正について(農林水産省)

 

フランス生まれの品種です。

外は赤皮ですが、中は黄色なので、料理の際、色目で違和感はありません。

長い楕円形、形に凹凸があまりないのでピーラーでむきやすいです。

しっとりめで、メークインより、やや粉質感があって美味しいと思います。

カレーやシチューなど煮込み向け。

 

春作に比べ収穫量は半減してしまいましたが、秋ジャガでも栽培できました。

栽培データ

植え付け:9/12 → 収穫:12/4

株間30㎝ 1列2株

*消毒なし。

*植え付け2週間前に、豚ぷんを5㎡あたり1㎏混和。

 株間に配合肥料6-6-6を30G程度(一握り)混和。

*週1回 多木有機液肥3号を株元に散布。

栽培を振り返って

シェリーは春作で多収だったので、秋作も期待したのですが、今一つの結果。

秋ジャガの栽培自体が、やはり春ほど収穫できないというのが結論。

秋ジャガをこれまで、8月下旬に植え付けていたのですが、9月上旬の方が

芽が出てからの生育が断然スムーズでした。

来年以降は9月入ってから、芽のしっかり確認できるものを植え付けるのを

基本にしようと思います。

 

▼ シェリーの春植えの栽培記録はコチラ。