今回は、小カブのリレー栽培についてのメモ書きです。
今年は4回ほど家庭菜園でつくってみて、データ検証をしてみました。
洋風和風に両方の料理になじみ、日持ちも良い便利な小カブ。
同じ根菜の大根に比べると、マイナーなイメージがある小カブですが、家庭菜園で試しにつくったところ、便利な野菜であることに気づきました。
和風料理であれば、味噌汁や浅漬け、あんかけあたりが定番ですが、ガーリック炒めやポトフ、シチューなど洋風料理ともとても相性がよく、大根のように臭くならないため、お弁当にも使いやすい野菜なのです。
また、日持ちもとても良いです。
葉を根元から切り離して玉だけにし、アイラップにゴロっといれておくだけで、冷蔵で約1ヶ月の保存は問題ない感じですね。
野菜の最適貯蔵条件一覧表(農研機構) によれば、4ヶ月も持つようです。
意外と便利な野菜でした。
小カブの栽培目安は、春秋で約60日、夏寄りになると約45日か。
とりあえず、春から秋まで、畑の空きスペースをみながら作付けしてみました。
品種は、日本農林社の「きらりのゆめ」というものを使っています。
2021年の栽培データはこんな感じです。埼玉県東部、関東平坦地。
頭の日付が種まきの日、赤の日付が収穫日です。
春秋は種まきから収穫まで約60日、夏寄りだと約45日程度が目安になりそう。
関東平坦地では、2~4月と9~10月の種まきがつくりやすいか。
上の写真は赤の栽培パターン、7/3収穫時の写真です。
梅雨をくぐり、気温もあがる作型だったので、玉伸びも悪く、収穫量も少なくなってしまいました。
消毒が追い付かず、虫害がでるなど葉も汚くなってしまいました。失敗です・・・。
キャベツ栽培の時も手間がかかりました が、5~8月に種まきして、7~9月収穫のパターンは、外した方が無難な印象です。
冬は凍害、春の早まきは花が咲くリスクを踏まえると、家庭菜園レベルなら、
2~4月に種まきして6月梅雨前に収穫して、夏はお休み。
9~10月に種まきして、年内霜がきつくなる前に収穫して終わりが良さそうです。
栽培のご参考にどうぞ。