前回に引き続き、自作育苗システムでLEDをつかってのリーフレタス栽培です。
今回は、葉がパリッとした食感が楽しめる、マザーグリーンを栽培しました。
▼ 栽培につかった自作育苗システム。簡単につくれます!
1月23日 36穴トレイに種まき
36穴トレイに種まきをします。
マザーグリーンはコート種子という白い粒のものになります。
6株できればいいと思って、8穴に1粒ずつ種をまきました。
種まき後、ココピートで覆土し、土が浮かないように注意して水やりをします。
A4サイズのケースに入れて、ふたをし、LEDライトをあてます。
室内なので元々適度に暖かい上、光でケースの中が温められます。
水分も保たれたままになるので、発芽するまで水やりはしなくても大丈夫。
1月28日 芽が出始める
順調であれば、種まき約5日後で発芽し始めます。
左のトレイがマザーグリーンです。この後、8粒全て芽が出ました!優秀です。
発芽後は、以下の方法で管理します。
週1回、2週間に1回の作業は、週末にやっています。
発芽後の基本管理方法
① 表面がちょっと乾いてきたら水を与えます。2~3日に一度のペース。
住化マイローズばらの液体肥料 を希釈400倍で週1回与えます。
基本肥料として使います。
ハイポネックスリキダス を希釈100倍で2週間1回。微量要素の補充です。
生理障害をおさえる効果が期待できます。
ヤサキ菌の黒汁 を希釈1000倍で2週間1回。土中の微生物のバランス調整用に。
連作障害をおさえる効果が期待できるようです。(使わなくても良いです)
② 週1回、スプーンなどで使って土をほぐし、酸素が入りやすくします。
私は細身で使い勝手の良い、カニを食べるスプーンを使っています。
▼ 土がかたくなりやすいため、週1回、トレイの縁の土をほぐします。
(参考写真)
2月13日 ポットへの植え替え作業
種まきしてから3週間。本葉が大きくなってきたので、ポットへ植え替えます。
用意したのは、角型の9㎝ポットです。
植え替えにはスプーンを使います。
100円ショップで見つけた、カニを食べる時に使うスプーンが便利です。
植え替えたら、いつものように、住友ばらの液体肥料を混ぜた水で水やり。
育苗システムの引き出しに入れて管理していきます。
3月12日 レタスとライトの距離に注意。8株→6株に減らす。
レタスが大きくなってきました。
そろそろ気を付けなければならないのが、植物とライトの距離です。
近すぎると焼ける心配、離しすぎるとやや徒長気味になる印象があります。
今までの経験から、離す距離は10㎝程度を目安にしています。
またこの引き出しでは、株を大きくするのに、8株では狭いです。
生育にちょうど良い株間の15㎝確保するために、6株にする必要があります。
もったいないので、2株は畑に植え付けました。
3月26日 いよいよ収穫
種まきからちょうど2ヶ月。いよいよ収穫開始です。
見た目はボリュームがあったのですが、収穫してみるとやや少なめの印象。
3株で、大人2人がサラダでたっぷり食べられる程度の大きさでした。
もう1週間程度待っても良かったかも知れません。
リーフレタスは、葉を欠いて少しずつ食べる方法もあります。
ただ、生育するにつれて、葉肉がややかたくなるのと、ポットの根が詰まりやすくなり、株元の葉が悪くなりやすくなるなど、結果生育が鈍りはじめるので注意。
今回栽培した品種はコレ!
葉肉がパリッとしていて、食感のよい、美味しいリーフレタスで、お気に入りです。
種まき後60日程度から収穫できますが、ボリュームをつけるのならもう1週間遅く収穫しても良かったかも知れません。
栽培データ
種まき:1/23 → 収穫:3/26~
*室内LED栽培 照射時間は12時間
*9㎝角ポット 6株栽培
*週1回、住友バラの液体肥料。
2週間に1回、ハイポネックスリキダス、菌の黒汁を交互に与える。
栽培を振り返って
前回栽培した、リーフレタスグリーン より、生育が1週間程度遅い印象でした。
種まきしてから収穫まで約70日程度のイメージになりそうです。
冬の栽培より、気温がある程度高い、晩春や初秋の頃の方が向いているのかな?