自作育苗システムでLEDをつかってのレタス栽培をいろいろ試験中です。
今回は立って成長する、ロメインレタス「ロマリア」を栽培しました。
畑に植える苗を使ってテスト栽培してみます。
▼ 栽培につかった自作育苗システム。簡単につくれます!
3月5日 36穴トレイに種まき
36穴トレイに種まきをします。
ロマリアはコート種子という白い粒のものになります。
8穴に1粒ずつ種をまきました。
種まき後、ココピートで覆土し、土が浮かないように注意して水やりをします。
A4サイズのケースに入れて、ふたをし、LEDライトをあてます。
室内なので元々適度に暖かい上、光でケースの中が温められます。
水分も保たれたままになるので、発芽するまで水やりはしなくても大丈夫。
3月10日 芽が出始める
順調であれば、種まき約5日程度で発芽し始めます。
右のトレイがロマリアです。8粒全て芽が出ました!優秀です。
左は、同じ日にまいた、リーフレタスグリーンです。
発芽後は、以下の方法で管理します。
週1回、2週間に1回の作業は、週末にやっています。
発芽後の基本管理方法
① 表面がちょっと乾いてきたら水を与えます。2~3日に一度のペース。
住化マイローズばらの液体肥料 を希釈400倍で週1回与えます。
基本肥料として使います。
ハイポネックスリキダス を希釈100倍で2週間1回。微量要素の補充です。
生理障害をおさえる効果が期待できます。
ヤサキ菌の黒汁 を希釈1000倍で2週間1回。土中の微生物のバランス調整用に。
連作障害をおさえる効果が期待できるようです。(使わなくても良いです)
② 週1回、スプーンなどで使って土をほぐし、酸素が入りやすくします。
私は細身で使い勝手の良い、カニを食べるスプーンを使っています。
▼ 土がかたくなりやすいため、週1回、トレイの縁の土をほぐします。
(参考写真)
3月27日 9㎝ポットへの植え替え作業
種まきしてから3週間。本葉が大きくなってきたので、ポットへ植え替えます。
用意したのは、角型の9㎝ポットです。
今回は育苗システムのスペースの都合上、2株だけ栽培してみたいと思います。
他の苗は、全て畑に植え付けました。
植え替えたら、住友ばらの液体肥料を混ぜた水で水やりし、育苗システムの引き出しに入れて管理していきます。
4月24日 ライトに葉がついてしまったので収穫して終わり
植え替え後、ばらの液体肥料、リキダス、菌の黒汁の三種ローテーションで管理すること約1ヶ月。長さが20㎝以上になり、LEDライトについてしまいました。
これ以上の栽培は、今の環境では難しいので、収穫して終えたいと思います。
これまで栽培したリーフレタスと比べて、とにかく縦によく伸びました。
葉は細くて株太りも今ひとつ、ちょっとだらしない印象です・・・。
重さも2株で40G程度でした。サラダで食べるにも半人前と少なめ・・・。
ちなみにこちらは、ポット植え替えた同じ日、畑に植えた方のロマリアです。
コチラの方が葉の広がり、株太りも良く生育しています。
ロメインレタスは、リーフレタスに比べて、光をより必要とするのかも知れません。
今回栽培した品種はコレ!
ロマリア(タキイ種苗)
ロメインレタスはコスレタスとも言われ、白菜のようにたって仕上がるレタスです。
葉は厚くしっかりしている上まっすぐなので、調理しやすく、日持ちもよいです。
パリッとした食感はサラダなど生食だけでなく、炒め物などの加熱調理にも向きます。
使い勝手が良く、万能なレタスなので、私はたまに作っています。
ロマリアは、根腐病複合耐病種の上、やや晩抽(花が咲きにくい)なのでつくりやすく、苦みも少なくて美味しい品種でした。
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栽培データ
種まき:3/5 → 収穫:4/24
*室内LED栽培 照射時間は12時間
*9㎝角ポット 2株栽培
*週1回、住友バラの液体肥料。
2週間に1回、ハイポネックスリキダス、菌の黒汁を交互に与える。
栽培を振り返って
畑のものと比較して、室内LED栽培のものは細く、収穫量も今ひとつでした。
また、縦に伸びるので、限られた高さしかない棚での栽培には不向きな印象です。
株を太らせるためにも、光を多く必要としそうなので、室内栽培はボツかなあ。